FFその他日常のできごと


by Ashlain
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ふと、読み返してみる。

以前読んだ本を読み返すことがよくあります。
気に入った本は何度も読み返すクチなので…。
読み返しすぎてボロボロになっていく本もあります。
特に文庫本とか。

好きな本って、何度でも読みたくなりませんか?

これも、何度目かの読み返しです。
重い話なので楽しみに読むという本ではないのですが、
たまーにふと「もう一度読むかな」という感じで読みたくなるのです。


『空白の天気図』

柳田邦男 著 / 新潮文庫 刊






1945年9月、九州に上陸した台風は西日本一帯を
直撃し、甚大な被害をもたらした。
広島県では、死傷者・行方不明者あわせて三千余名。
上陸地点の九州でなく、なぜ広島で?

原子爆弾の惨禍を被ってわずか1ヶ月余、
廃墟の街は水害によって再び大きな打撃を受ける。
広島の気象台は、そしてその職員は、どのように
原子爆弾を、台風を受け止めたのか?


綿密な取材によって明かされた当時の状況が、
あるときは被災者の目を通して、またあるときは
気象台員の目を通じて、淡々と描かれていきます。

被爆直後の描写は目を覆いたくなるほどで、
それだけにそのような状況のもとで己に課せられた
職務を必死に果たそうとする気象台員たちの姿に
心を動かされます。


テーマがテーマだけに、楽しく読めるものではありません。
が、お勧めはできる本だと思います。
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by Ashlain | 2005-04-16 17:14 | 読書記録